1990-04-19 第118回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
○参考人(池田斉君) 先ほど、私も最後に遺族年金の問題はひとつ今後の課題として積極的に政府も考えてもらいたい、こういうことを申し上げました。 今お話しのように、日本の農業の大宗は家族経営であり、しかも夫婦が中心になっておるという姿、そういう中で、非常に経営そのものから見ても重要な女性は役割を持っておる、こういうことになるわけですが、ただこの制度が土地利用型農業、土地を軸としておるという、土地の権利
○参考人(池田斉君) 先ほど、私も最後に遺族年金の問題はひとつ今後の課題として積極的に政府も考えてもらいたい、こういうことを申し上げました。 今お話しのように、日本の農業の大宗は家族経営であり、しかも夫婦が中心になっておるという姿、そういう中で、非常に経営そのものから見ても重要な女性は役割を持っておる、こういうことになるわけですが、ただこの制度が土地利用型農業、土地を軸としておるという、土地の権利
○参考人(池田斉君) 私は、構造政策を加速的に推進しなきゃならぬのは、国際化の中での二十一世紀の農業を展望すると、最大の農政の課題であるというふうに考えております。そういう意味では、年金だけに構造政策の責任をかぶせるということは、これは無理な問題があると思います。やはりもろもろの構造政策を政府は確立して、それを総合的に前進させるその一翼として、この年金制度も構造政策の一翼を担う。従来の年金制度は、その
○参考人(池田斉君) 私は農業会議所におります池田でございます。 農業者年金基金法の改正案につきまして、当委員会で審議が始められたわけでございますが、その一部改正につきまして、参考人として意見を申し述べる機会を与えていただきましたことを、まず厚く御礼を申し上げたいと思います。 農業会議所は、御案内かと思いますが、この年金制度と大変深いかかわりのある組織でございます。第一は、この基金制度をつくり上
○池田参考人 それでは私から一言だけ申し上げます。 御案内のように、農家の主婦というものが非常に農業の経営の面でも、またいろいろな面で社会的な役割を大きく担っていることはお話しのとおりだと思います。ただこの制度は、御案内のように土地の権利に基づくという姿の中で仕組まれておるわけです。したがって、その辺が一つ前提になっておりますから、主婦の直接加入という問題は、権利に関係のない主婦が大部分でございますので
○池田参考人 遺族年金の問題につきましては、我々この問題がやはり強い要望でございますので、繰り返し要望を申し上げてきた経過がございます。今お話しのように、この制度との整合性を含めてどういうふうにこの遺族年金を理解するか、こういうお話でございますが、やはりこの制度が総体として政策年金として仕組まれておる、そしてそれがために政府は大変な助成をする、こういうような形で今回さらにこれを上積みをしよう、こういう
○池田参考人 農業者年金基金法の改正案が当委員会で審議されるわけでございますが、この一部改正案につきまして参考人として意見を申し上げる機会を得ましたことをまず御礼を申し上げたいと思います。 今紹介ございましたが、私、全国農業会議所に所属しておりますが、全国農業会議所はこの制度と大変深いかかわり合いを持っておるわけでございます。その一つは、制度の制定、発足に当たりまして、我々農業委員会系統組織が挙げてこの
○参考人(池田斉君) 二点の御質問、農民にも恩給をと、これは長い間農業者の願望であり、たまたま佐藤総理がこの問題を選挙公約で出した、そういうことが契機で非常に大きくこれが実現に向かって力を持ってきた、こういう経過がございまして、四十五年にこの制度ができた。ただその前は、農民の素朴な感じは、御案内のように国民年金に入る資格はもちろんありますが、それだけでは、これだけ食糧増産その他やった我々農業者が、いわゆる
○参考人(池田斉君) この年金制度の今果たしている効果について、特に規模拡大には余り効果がないではないか、これは先ほど私申し上げましたように、第三者移譲につきましてはそれなりの規模拡大の成果を挙げておる、こういうことを申し上げました。しかし、第三者移譲が一割程度であるというようなところに、国全体としての規模拡大にある程度の限界があることは事実でございます。 そもそもこの規模拡大の問題は、農業者年金
○参考人(池田斉君) 当委員会におきまして今御審議が進んでおります農業者年金基金法の一部改正につきまして、参考人として意見を申し上げる機会を得ましたことを、厚く御礼を申し上げたいと存じます。 私は、いわゆる農業者の立場を踏まえまして、若干所見を申し上げたいと存じます。 まず最初に、この制度の制定と私どもが組織をしております農業委員会組織の対応につきまして、簡単に若干申し上げたいと存じます。 農業者年金制度
○池田参考人 とかく年金の問題は、将来これは安定して続くかどうか、こういうような不安が常に農家にある、背景にはそういう問題があると思います。しかし、これはそうであってはならないので、その辺のPRが十分できれば、未加入者の加入促進は、今後も続けますが、かなりその成果は上がってくるのではないか、また上がらなければならないというふうに私は考えております。
○池田参考人 ただいまの御質問に関連いたしまして、私も、もし国の財政その他が十分に許されるならば、いわゆるサラリーマン後継者に差をつける——これは今までついてないのですから、農業者はみんな拒否反応を示すのは当然だと思いますが、先ほど来申し上げましたように、今の年金の枠組みの中でこれを安定的につないでいく、なお政策年金へ若干でもシフトをする、こういう視点に立ちますと、十分な経過措置を我々は強く政府に要望
○池田参考人 当委員会におきまして農業者年金基金法の一部改正が審議されておりますが、私、参考人としてこの委員会におきまして意見を申し述べる機会を与えていただきましたことを、厚く御礼を申し上げたいと存じます。農業者の立場に立ちまして、今委員会で審議されております基金法の改正につきまして若干所見を申し上げたいと存じます。 御案内かと思いますが、私は農業委員会系統組織の頂点にある農業会議所におりますので
○参考人(池田斉君) 三点の御質問でございますが、賃貸料の問題で物納をどういうふうに考えるかと、これにつきましては、先ほど農業会議所の調査で申し上げましたが、四十六年以降は事実行為としてそれが行われておると。しかも、これはある程度従来のこの利用増進の動きの中で、やはり貸し手が、土地は耕作をしてもらうが、自分の飯米程度はひとつ自分のたんぼでできた米でもらいたいと、こういう問題が現実にありますので、余りこう
○参考人(池田斉君) 幾つかの点で御質問ございましたが、第一点は、兼業農家の位置づけを規模拡大との関係で農業会議所系統はどういうふうに考えておるかと、こういう問題だと思います。兼業農家が七割おり、しかも土地を五〇%以上持っている、これは厳粛な事実でございます。しかも、それが農村の一つの安定勢力として今日存在している、これも事実でございます。そこで、それじゃ安定勢力であるからそのまま放置していいかどうかというところに
○参考人(池田斉君) ただいま御紹介にあずかりました農業会議所の池田でございます。 農地関連法案がいよいよ参議院の農水で本日から御審議をわずらわしておるわけでございますが、私はこの三法案につきまして、あらかじめ結論を申し上げますと、賛成をする立場で御意見を、時間が制約されておりますので、簡単に申し上げたいと存じます。 その前に、非常に日本の農業が内外の情勢の中できわめて厳しい、言うなれば袋小路に
○池田参考人 二点の御質問でございますが、行政の簡素化という問題に、農業委員会が今回の三法の中におきまして重要な役割りを持つということと矛盾をする問題が一つあるのではないか、これは四十人を三十人にする、こういうような問題でございます。この委員会のいろいろな議論の中におきましても、かなりこの問題が出されておりましたが、私どもは、やはり量の問題も大事でございますが、十分反省しなければならないのは、農業委員
○池田参考人 制度ができましても、この成果がどう上がるかという問題が基本的に大事でございますので、今度の本法の中にもございますように、言うならばこれは一つの中心の制度がスタートをする、これを支えるいろいろな政策のバックがこれに伴わなければ十全な効果が出ない、こういう問題につながりますので、法律もそれを志向しておりますので、そういう点につきましては、ひとつ政府の方におきましても十分これを支援する各般の
○池田参考人 ただいま当委員会におきまして農地関連三法が真剣に御審議にあずかっておるわけでございますが、私は、本日、短い時間ではございますが、意見の開陳をする機会をいただきまして、厚く御礼を申し上げたいと存じます。 意見を申し上げる前に、ひとつお礼を申し上げ、今後ますます農政推進のために国会の各先生方の御努力、御協力をお願いしたいわけでございます。 ちょうど八〇年の農政の展開の幕あけに当たりまして
○池田公述人 基本法を改正なり再検討すべき時期ではないか、こういう御質問ですが、私はこれは非常にむずかしい問題だと思います。いまお話しのように、基本法の全体の流れの中の問題意識は、今日も私は当然あの方向が一つの正しい方向だと、しかし確かに、現実的にあのときの考え方がいまの時代にどうであるかということになりますと、若干私も疑問がございます。そういう意味では、やはり再検討をするという対応は私は必要ではないか
○池田公述人 私は、まず結論から申し上げますと、非常に厳しい財政の状況の中で国債に依存する度合いが余りにも大きい、これをできるだけ今後調整をしていくという視点から五十五年度の予算編成が行われまして、総額四十二兆五千八百八十八億円、その中で私ども関係のある農林予算が三兆五千八百四十億円、こういうことで編成をされ、いま国会の審議を煩わしておるわけでございますが、いろいろむずかしい中で工夫がされて予算編成
○池田公述人 いまお話しのように所得の増加、経営の安定、これと価格政策の関係の御質問でございますが、御案内のように、いま全農産物の生産の七割以上は何らかのかっこうで政府が財政で支える、しかもその財政の中で食管が一番大きいのですが、総体として恐らく国の農林予算の半分以上は価格政策だと思います。 で、われわれ一つ問題は、各主要なこれから日本で増産をしていかなければならぬあるいは守っていかなければならぬ
○池田公述人 端的にどうだという御質問でございますが、端的に言えば、農業が魅力を持ち、こういう産業として若い者がどんどん農業をやっていく、こういう政策が全部でき上がればおのずから農業もやる人が多くなる、こういうことかと思うのですが、ただ今日の段階におきましては、そんなことを言っておってもなかなか間尺に合わない。先ほど申しましたような将来憂慮すべき事態である。したがって、いかにしてこの年間三万なり四万
○池田公述人 ただいま御紹介にあずかりました全国農業会議所の専務理事をしておる池田でございます。 昭和五十一年度の国の予算につきまして、この予算委員会で意見を述べる機会を与えられましたことに対しましてまず感謝を申し上げます。 私は、主として農林関係の予算について申し述べたいと存じます。 昭和五十一年度の農林予算の編成に際しましては、私たちは、最近におきます国際的な食糧需給の動向を背景といたしまして
○池田参考人 力及ばないと言ったら恐縮なんですが、この問題は土地制度の問題につながりますので、われわれは当初からきわめて重大な関心もあり、また、農地制度の研究会等にも私どもの方から代表が入って、この問題に対する基本的な、今回修正をお願いしておるような問題点は十分政府の方とも折衝をしながらやってまいった経過が実はあるわけでございますが、政省令である程度のことは考えようというようなことで、実は見切り発車
○池田参考人 この農地法の運用について、全体の管理を、農地法と農業委員会法との関連で、農業委員会系統が、特に末端の農業委員会がそれを担っていることば御案内のとおりで、そういう意味で、公選法に基づく農業委員会が土地問題に対する意見の代表機関であるということば、法律上そういうふうに性格づけられておるわけでございまして、農地法の根幹に触れる問題をバイパス的な形で、その実態との関連で一応緩和をしていく——包括的
○池田参考人 本委員会におきまして、目下農振法の改正法案が御審議されておるわけでございますが、この機会に私の意見を申し上げることにつきまして、その機会を与えていただきましたことをお礼を申し上げたいと思います。 なお、私は農業会議所の代表というような立場でございますので、すでに皆さん方のお手元に私どものこの法律の改正案に対する要望意見は提出をされておるわけでございます。まあ、この要望書の内容に尽きるわけでございますが
○池田参考人 先ほど申し上げましたように、私を含めまして農業に関係の深い委員が三名おりまして、一応この答申の中身について、この限界までは了承せざるを得ないのですが、言うなれば残されたものが必ず出るので、これは第二種の生産緑地に準ずる扱い方を暫定的に行なう立法を行なうべきではないか、こういう主張を実は操り返し続けたわけでございますが、これはどうしても都市計画法の改正というワクの中においてはなじまない姿
○池田参考人 宅地並み課税は、われわれはA、Bにつきましても賛成をしなかった問題があるわけですので、ましてC農地まで適用するということにつきましては、ひとつぜひお控えを願いたいということで今後の立法に注意をしていただきたい。 ただ一つ申し上げたいのは、この問題、私、修正で賛成と申した場合に、そのC農地、いまの三大都市圏以外におきましても、現在市街化区域であるために、これは農林省の政策にも基づきますが
○池田参考人 農業会議所の池田でございます。ただいまこの委員会で御審議を願っております生産緑地法案につきまして、私の考え方を若干申し上げたいと存じます。 私は、この問題を法案にする前提として、都市計画中央審議会に建設大臣から諮問が出まして、それに参画いたしました一人でございます。そういう意味で答申に参画をしたという経過もありまして、全般的にこの法案は、筋道としては何とか御推進を願って通していただきたい
○池田参考人 私どもは、取られたもの、これは現実に面積がはっきりしておるわけですが、しかし、これはさらにこれからも進出してくる。これはお話しのように、そういう問題に今度は入らないように、農民の啓蒙も十分やって、むしろ農協等がその地域で必要なレジャー的な機能をやるとか、どうしても地域として必要なら、地域での開発は農業側がそれをやる、こういうような方向で農業との調整をはかりながらやるべきだ。 取られてしまったものをただほうっておくか
○池田参考人 柴田先生から広範な、むずかしい問題の御質問で、ちょっと戸惑っておるような状態ですが、農業基本法は、率直に申しまして、農業会議所系統は、基本法を推進した、言うなれば、帳本人みたいなものでございます。あの時代に農政がそのときどきの政府の交代等でぐらぐらするのは困る、農業の道筋をゆるぎない方向でひとつ農業の憲法的なものをつくるべきだ、こういうようなことであの法案の中身にもタッチいたした経過をいま
○池田参考人 農業会議所の池田でございます。 ただいま全中の宮脇会長から問題の基礎になるような点は大体触れられましたし、またわれわれ農業団体は農政のいろいろ問題なり方向につきましては常時打ち合わせをしながらそれぞれ推進をいたしておる、こういうことで、あまりつけ加える問題はないわけですが、せっかくの機会でございますので、三、四点ひとつ申し上げまして、御参考に供したいというふうに考えるわけでございます
○池田参考人 この二月十九日の次官通達をそのまま見ますと、いま御指摘のようないろんな心配が皆無であるということは私も言えないような感じがいたします。ただ、この問題は昭和四十七年の三月三十一日、言うなれば二カ年に限定をして十一万八千ヘクタールを転用基準の緩和で水田の壊廃をする。その場合に、いま御指摘のような優良農地がずっとあるところに道路があって、その百メートル以内はいろいろなものをつくることができる
○池田参考人 いまお話しのような十一万八千ヘクタールの水田の壊廃による生産調整、この問題、私どもも非常に土地利用計画という、そういう視点から、優良農地と申しますけれども、特に、先ほど宮脇会長からもお話ございましたように、まとまった集団的な優良農地、そういうところはこれからのやはり日本の農業の基盤として、そこに最も近代的な農業が確立をする、こういう視点に立ちますので、それはぜひ守らなければならぬ。今回
○池田参考人 ただいま当委員会で審議をされております農地法並びに農協法の一部改正案につきまして、参考人として意見を申し述べる機会を与えてくださいましたことを、厚く御礼を申し上げたいと思います。 言うまでもなく、この二つの法案は、すでに二回の国会、今度は三回目と承知いたしておりますが、特に前国会におきましては、衆議院におきましては非常に長い時間をかけまして審議が行なわれ、衆議院を通過いたしまして参議院
○池田斉君 民有林の問題につきまして、特に大きな山持ち、これが利益の追求だけであって、全体の、いまの国有林がかかえておるような目的、使命、それを含めた要請にこたえていない、こういうことでございます。この点につきましては、私どももそのとおりだと思います。 ただ、私どもがここでこの法律を通したいと念願しておりますのは、そんな大げさな、大きな山持ちをつくろうというようなことは毛頭考えていないわけでございまして
○池田斉君 私は、林業方面の勉強は十分やっておりませんので、詳しい問題を前提にした考え方は、必ずしも整理されておりません。 〔三ツ林委員長代理退席、安倍委員長代理着 席〕 ただ、林業におきましては、先ほど来いろいろ専門的なお話もございましたが、やはりこれは農業も同じでございまして、わが国の全体の国土をできるだけ合理的に活用をいたしまして、わが国でそれぞれの農林産物の自給をできるだけやっていく
○池田斉君 私、農業会議所の池田でございます。 皆さんもすでに御案内でございますが、全国国有林野解放対策協議会がございまして、これは昭和三十八年に全国的に結成をされまして、今日まで国有林活用法案の推進を行なっておるわけでございますが、その事務局を担当し、事務局長ということでやっておりますので、本日は、会議所と両方の立場を含めまして申し上げたいと思うわけでございます。 特に農業会議所は、御案内のとおりでございますが
○参考人(池田斉君) この農振法がむしろ非常に弱体であるからという前提もあるかと思いますが、きわめて、この市街化区域に対応する優良農地を保全しようと、こういう一つの考え方から見て、むしろマイナスでうしろ向きな役割りを持つのではないか、こういうような御指摘がございますが、これは、先ほど、この補助規定でありますとか、あるいは環境整備の規定であるとか、まあいろいろ、確かに内容的には弱い、こういう問題がございますけれども
○参考人(池田斉君) 時に都市計画法との関連についていろいろな御質問という形で意見を出されましたが、実は私も都市計画法の審議の際にやはり参考人に呼ばれましていろいろ申し上げた経過もございます。その辺のことを考えながらいまの御質問に、適切であるかどうかはあれでございますが、申し上げたいと存じます。 第一点の、大都市周辺の、まあ都市周辺の近郊農業と都市計画法施行の調整という問題で、結局その地域の農業はいろいろ
○参考人(池田斉君) 本日は、農業振興地域の整備に関する法律の当委員会の審議と関連いたしまして、私ども、これに深い関心を持っておる立場から、参考人として意見を申し上げる機会を得ましたことをまずもってお礼を申し上げたいと存じます。 私どもの立場というのもおかしいわけでございますが、私、先ほど御紹介にあずかりましたように、農業会議所というところにおります関係もございまして、かつて四十二年に農林大臣から
○池田斉君 本日は、目下当委員会におきまして審議中の農地法につきまして、私より意見を申し上げる機会を得まして、特に農業委員会系統の頂点にある団体に所属いたしております私といたしましては非常にありがたく、感謝を申し上げるわけでございます。 時間も制限をされておりますので、簡潔に申し上げたいと思いますが、そのために、お手元にあるいは配付になっておるかと思いますが、きょう私がここで申し上げたい内容につきまして
○池田参考人 私は食管制度が、現在稲作を中心として、言うならば全体としての農家の経済に強く結びついておる、この現実を前提にして、一体、食管という問題を、こういうときに軽々に口に出すということは非常に問題であると思います。私は、先ほどのお話のように、農業の近代化意識が、この食管と結びついて農家の意欲の振興になっておることは、現段階においてはそのように考えます。 ただ、米以外の農畜産物が、長期の需要が
○池田参考人 この点は、先ほど申し上げましたように、私が差し上げました資料の三ページに一応その辺の分析をいたしておるわけでございまして、結局、一日当たりというところに少し問題のごまかしがあるわけで、一日当たりということで米が二千三百一円、ミカンが二千八百六十一円、それから製造業は千六百四十六円となっている。これはわれわれの算定方式の問題にもつながるわけですが、米に従事しておる者が一日当たりということで
○池田参考人 全国農業会議所の池田でございます。 本日は、特に本委員会におきまして参考人として、当面した米価問題につきまして意見を開陳する機会を与えていただきましたことを、厚く御礼を申し上げたいと存じます。 お手元にきわめて簡単なものでございますけれども、「米価問題についての見解」という資料を差し上げてございます。これに基づきまして、ただいま安井参考人から言われましたような問題で、重複しておるような
○参考人(池田斉君) 農政の根本的な問題につながり、それの展望との関連に相なるわけでございまして、簡単に——推定は慎重でなければならないと思いますが、いまお話しがございましたように、わが国の食糧問題を、日本の農業の中で一体どれだけ守っていかなければならないし、それに対する土地問題を含めて長期的な展望についてどういうめどをつければいいかと、こういう問題になるわけですが、すでに御案内のように、わが国ではもう
○参考人(池田斉君) ただいまの御意見につきましては、私も全く賛成でございまして、第一点の問題につきましては、先ほど一つの市町村を市街化区域と調整区域に分けるということが、住民の非常に複雑な様相なりあるいは気持ち、将来の展望、いろいろ勘案いたしますと、これは非常にむずかしい問題で、なかなか分けること自体はできない、かりにやってもこれは旧市町村単位ぐらいで線を引くのが精いっぱいであって、そのこと自体もむずかしいのではないか
○参考人(池田斉君) ただいま御紹介をいただきました農業会議所の池田でございます。私は農業の側からこの都市計画法案につきまして若干御意見を申し上げ、御審議の参考に供したいというふうに考えております。 もともとわれわれも御案内のようないわゆるスプロール化しつつある農村の現状から見まして、これを防止いたしまして、土地利用の面をもう少し都市と農政をうまく調整をして、明るい建設的な都市計画を今後推進していくというこの
○池田参考人 御質問の趣旨がちょっとのみ込めない点があったのですが、米価決定の中に構造政策の要因を入れる、こういう御質問ですが、米価は構造政策とからみ合う問題で、先ほど申し上げましたように、できるだけコストを下げて、それほど高い米価を要求しないで済むような生産構造が早くできる、そういう国の基本的な政策というものをおそらく生産農民はみな待望していると思います。したがって、それがなかなか追いついてこないといういまの
○池田参考人 実は、農業基本法の精神等とも関連いたしまして、当面は自立経営が目標でございますが、将来は企業的な農業というようなところまで日本の農業が発展をしていかないと、先ほど申しましたような外国の農業との対比、競争力というような点について一つの問題がございますが、特に最近、われわれの会合におきましても、米の問題との関連におきまして利潤問題を取り上げるべきではないかという議論がかなり強く出ております
○池田参考人 先ほど御紹介にあずかりました全国農業会議所の池田でございます。本日は、当委員会におきまして、われわれに参考人として意見の開陳の場を与えていただきまして、厚くお礼を申し上げたいと存じます。 さて、先ほど来いろいろお話がすでにございまして、農業会議所も、農業団体の一員といたしまして、農協に統一米価の要求ということで今日皆様方にいろいろお願いを申し上げておるわけでございまして、考え方は全く